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つな
アラサーからWebデザイナーになりました。前職は医療従事者。このブログでは私自身が異業種から転職した体験を元に、Webデザイナーを目指す方に役立つ記事、サイト制作にまつわる知識や技術について発信しています(適当な日記もたまに)。

失敗しないサーバー移転の手順とポイント

サーバーの移転をお願いされたけど、サイトやメールを止めずにうまく移転できるか不安すぎる…。

  • 「使ってるサーバーが古くて動作が重い」
  • 「もっとコスパの良いサーバーに乗り換えたい」
  • 「止むを得ずサーバー移転をしなくてはならなくなった」

上記のような理由からサーバーの移転を考えている・お願いされた方、何をやったらいいのか、ちゃんとできるのか不安ですよね。
サーバーを移転しようと思ってもやったことない人がほとんどだと思います。それほどサーバーを変える機会ってありません。

そんなサーバー移転ですが私自身は仕事柄、依頼されることが結構あります。
その中で得たサーバー移転の手順と注意点を解説していきますので、参考にしていただければ幸いです。

まず、サーバー移転の大筋の流れを下記に示します。

  1. 移転先のサーバー会社を決める
  2. 現在のドメイン管理下でDNSを設定できるか確認
  3. 移転先サーバーで使用中の独自ドメインを設定
  4. 移転先サーバーへ移転元データのアップロード
  5. 移転先サーバーで事前動作確認
  6. 事前にSSL化できる場合はSSL化設定
  7. 移転先サーバーでメールアドレスの作成
  8. 使用しているメールソフトに移転先サーバーの設定を追加
  9. ドメイン管理会社でDNSサーバー(ネームサーバー)の設定変更
  10. 移転先サーバに切り替わり後、再度動作確認(必要があればSSL化)
  11. 旧サーバーを解約

この流れに沿ってサーバーの移転方法を詳しく解説してきます!

この記事を書いた人

つな

アラサーからWebデザイナーになりました。前職は医療従事者。このブログではWebデザイナーを目指す方に役立つ記事、サイト制作のあれこれについて発信しています。さらに詳しく

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目次

準備

準備で必要な作業は、以下の1~2です。

  1. 移転先のサーバー会社を決める
  2. 現在のドメイン管理下でDNSを設定できるか確認

①移転先のサーバー会社を決める

サーバー移転する際は、使いたいサーバーが決まってる方も多いと思います。

そのような方も「そのサーバーで本当に良いのか」ということを色んなサーバー会社と比較・検討して決めてください。

「業者に勧められて」と言って正直微妙なサーバーを契約してしまって後悔した。という方もいらっしゃると思います。

実際のところサーバー移転はサーバー移管は「手間がかかる&リスクが高い」です。できれば自分もあまりやりたい作業ではありません。

なので今後二度とサーバーの移転がないような、ベストなサーバーを選ぶところから始めてください。

ちなみに私がBtoBのクライアントに勧めているサーバーはエックスサーバーです。
国内シェア率No.1、サーバーの速度、使いやすさ、業界歴もトップクラスでサポートが充実しています。

サーバーの稼働率が99.99%以上であり、急な不具合の発生率が低いのも安心です。

②現在のドメイン管理下でDNSを設定できるか確認

サーバー移転はDNS(ドメインネームシステム)サーバーと呼ばれるものを使用します。
DNSサーバーはドメインとサーバーの紐付けをしているものです。

簡単に言うと、今使ってる「ドメイン」は今使っている「サーバー」に紐付けられており、その紐付けを新しいサーバーに変更するということです。

実作業としては、DNSサーバー内のDNSレコードというものを変更します。この「レコード」に入っている値が「ドメインとサーバーの紐付け役」です。

ドメインとWebサーバーの紐付け役は「Aレコード」、ドメインとメールサーバーの紐付け役は「MXレコード」と呼ばれます(場合によってAとMX以外にも情報を入れる場合があります)。
サーバー会社ごとに入れる値が異なるため、詳しくは各サーバー会社のWebサイトを確認してみてください。

※現在どこでDNSサーバーが稼働中かをチェック

DNSサーバーは以下のどちらかで稼働しているはずです。

  • a. ドメイン登録業者のDNSサーバー
  • b. レンタルサーバー業者のDNSサーバー

aの場合は問題なくDNSサーバーの編集・切り替えができるケースが多いです。

しかしbの場合、DNSサーバーを任意に編集できないことがあります。
サーバー業者がDNSの編集権限を与えていないというケースです。古くからあり、あまりアップデートされていないサーバー業者の場合、結構この事態に陥ります。

その場合はサーバー移管の前に、DNSの設定ができるドメイン登録業者や、DNSの編集ができるレンタルサーバー業者へ「ドメイン移管」が必要です。

サーバー移管の前に「DNSが自由に変更できるか」という点は必ず確認してください。

移転先サーバーの設定

次に移転先のサーバーにて設定を行います。
必要な作業は、以下の3~8です。

  1. 移転先サーバーで使用中の独自ドメインを設定
  2. 移転先サーバーへ移転元データのアップロード
  3. 移転先サーバーで事前動作確認
  4. 事前にSSL化できる場合はSSL化設定
  5. 移転先サーバーでメールアドレスの作成
  6. 使用しているメールソフトに移転先サーバーの設定を追加

③移転先サーバーで使用中の独自ドメインを設定

DNSの設定ができることを確認した後、移転先のサーバーで独自ドメインを登録します。

現在使用中のドメインを移転先のサーバーに登録しただけでWebサイトやメールサーバーが切り替わったりしないので安心してください。

サイトが新サーバーに切り替わるタイミングはあくまでも「DNSを変更した後」です。

④移転先サーバーへ移行データのアップロード

独自ドメインを登録すると、移転先サーバーにアップロード用のフォルダが生成されます。

FTPソフトを使用して、移転先サーバーに接続し、移行元のデータをアップロードしましょう。

WordPressなどのCMSを使用している場合はデータベースの移行も必須です。
FTPからファイルをアップするだけでは、移行元サーバーにあるデーターベースは移行されません。

WordPressの場合は「All-in-One WP Migration」というプラグインを使用するとデータベースを含めたサイトの移行が簡単にできるのでオススメです。

⑤移転先サーバーで事前動作確認

ファイルやデータベースの移行が完了したら、DNSを切り替える前に移転先のサーバーで動作確認をします。
といってもURLにアクセスしても移転元のサーバーにつながってしまうので、自分のPCだけ移転先のサーバーに繋がるようにします。

サーバーによってはコントールパネルから設定できる場合もありますが、一番ベーシックなやり方としてはPC内の「hostsファイル」を編集する方法です。

hostsファイルはインターネット上のDNSサーバーのよりもアクセスが優先される、PC内のファイルになります。

例えばhostsファイルに「このドメインのアクセスは新サーバーを読みにいけ」と記述があったら、そちらが優先的に処理されるということです。

PC内のhostsファイルは以下の場所に存在します。

macOS:/private/etc/hosts

Windows10:C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts

※hostsファイルの記述方法

hostsファイルの一番最後の行に「(サーバー固有のIPアドレス)(半角スペース)(ドメイン)」を入力することで、移転先のサーバーに繋ぐことができます。

サーバー固有のIPアドレスは、コントロールパネル内のサーバー情報などの項目にかかれているはずです。

ドメインは「●●●.co.jp」や「●●●.com」などの文字列を指します。

新旧サーバーに全く同じサイトのファイルが入ってる場合「今見ているのはどっちのサーバーなのか?」という状況に陥ることがあります。

対策として、あらかじめ移行先サーバー内のファイルには「新サーバーを見ている」とわかる目印になるような記述をしておくのがオススメです。

⑥事前にSSL化できる場合はSSL化設定を行う

SSL化がされていないWebサイトは特に気にする必要はないのですが、されているサイト(httpsで始まっているサイト)は移転の際に注意が必要です。

というのも、SSL化は基本的に「DNSが向けられているサーバー」にしか設定できません

ゆえにDNS切り替え後に移転先サーバーでSSLの申し込みをするわけです。

しかし、DNSは一瞬で切り替わることはありません(最低数分〜最大72時間)。
その間SSL化がされていないにもかかわらず従来通りhttpsのサイトにアクセスされてしまうと「この接続ではプライバシーが保護されません」と書かれた警告ページが表示されてしまいます。

この一時的なエラーを容認できる場合は「DNS切り替え→切り替わり中(サイトがエラー表示)→切り替わった後SSL化申し込み」という方法が一番手間がかかりません。

少し手間がかかりますがエラーを出さずにSSL化されたサイトを移行するには「有料のSSLサーバー証明書」を使用します。
企業の場合、有料のSSL証明書を使用している場合も多いので一度確認してみましょう。
そしてその証明書が「移転元サーバーで持ち出しができる & 移転先サーバーで持ち込みできる」のであれば事前に設定しておくことが可能です。

さらに最近になってエックスサーバーなどでは「事前にSSL証明書を発行」できるサービスが出てきました。これは無料のSSLも対象です。
こちらを使用すればサーバー移転の際もエラー時間が発生することなく、SSL化されたサイトのサーバー移転が可能となります。

⑦移転先サーバーでメールアドレスの作成

メールサーバーも同時に移転する場合は、移転先のサーバーで使用中のメールアドレスを設定します。

企業などの場合、使用中のメールアドレスがたくさんあると思うので、少し骨の折れる作業かもしれません。

⑧使用しているメールソフトの設定に新サーバーを追加する

移転先サーバーでメールアドレスを設定後、パソコンで使用しているメールソフトの設定も行います。

この設定をきちんとやらないと、サーバー移転後にメールが届かなくなるという事態を招くので、確実に設定しておきましょう。

このとき、メールソフト上には移転元と移転先の2つのメール設定が存在することになります。
区別がつくようメール設定に名前を付けておくのがオススメです。

サーバーの切り替え

移転先での設定が終わったら、いよいよサーバーの切り替えです。

  1. ドメイン管理会社でDNSサーバー(ネームサーバー)の設定変更

⑨ドメイン管理会社でDNSサーバー(ネームサーバー)の設定変更

DNSサーバー(ネームサーバー)のDNSレコード情報に移転先の情報を入力し、設定します。

設定変更後、すぐには移転先サーバーに切り替わりません。
数分で切り替わることもあれば、数時間かかることもあり、全世界に浸透するには最大約72時間かかると言われています。

サーバー移転後

無事移転されたのを確認できたら10、11の作業を行います。

  1. 移転先サーバに切り替わり後、再度動作確認(必要があればSSL化)
  2. 旧サーバーを解約

⑩移転先サーバに移転したのを確認後、再度動作確認(必要があればSSL化)

移転時にSSL化が外れてしまった場合は、httpsのアクセスではエラー画面が出てしまっています。
コントロールパネルからSSL化の申し込みを行いましょう。
無料のSSLの場合だと、早ければ5分ほどでSSL化は完了します。

正常に表示されたのを確認したら再度サイト内チェック、特にお問い合わせ等を出してみて、きちんとメールが飛ぶかを確認します。

メールも移転元、移転先のサーバーどちらで受信されるかわからない不安定な状態が最大72時間続きます。
事前にメールソフトの設定に新サーバーを追加していれば、新旧どちらのサーバーにきても問題なく受信はできます。

⑪旧サーバーを解約

浸透時間の72時間を含め、何かあったとき(移し忘れていたデータがあった等)を考慮して最低でもDNS切り替え後1週間は移転元サーバーは残しておくのがオススメです。

サーバーを解約すると、当たり前ですがそのサーバーにはもうアクセスできなくなるので、忘れ物がないか注意してください。

これでサーバー移転は完了です。おつかれさまでした!

サーバー移転作業で失敗しないために

Webに関する知識があまりないと、サーバーの移転は「簡単にできそう」と思われがちですが、実際手間やリスクが結構かかる作業です。

また移転時に何かトラブルがあった場合、サーバー関連は瞬時に対処できないことが多く、Webサイトを止めてしまうことにもつながります。
そのようなことが起こらないためにも手順を把握してしっかりとした計画を立てることが大切です。

そしてサーバーの移転は、実作業より、調べる作業のほうが多くなりがちだと思います。
今回ここで解説した手順も実際の作業の参考になれば幸いです!

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