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つな
医療従事者からWebデザイナーへ転職。現在はフロントエンドエンジニア。このブログでは私自身が異業種からWeb業界に転職した体験を元に、Webデザイナーやコーダーを目指す方に役立つ記事、サイト制作にまつわる知識や技術について発信しています(適当な日記もたまに)。

後悔しない転職をするための注意点と後悔の対処法

転職は人生の一大イベント。

やりたいことのため、スキルアップのため、年収アップのため、現職に不満があるから、、など。理由はさまざまですが、会社や仕事を変えることはかなり体力や気力も使います。

そして頑張って得た転職先からの内定。
しかしその会社に入った後、必ずしも「良かった!」という結果につながるとも限りません。それが転職活動の一番怖いところですね。

私自信もこれまで3回転職をしているのですが、転職後の後悔を感じた瞬間もありました。

そこで今回は転職すると決めたとき「後悔しない転職」をするにはどうすれば良いのか、自分なりに思っていることを伝えたいと思います。

また実際に転職して「今、後悔している」という方にも読んでいただきたいです。その後悔との向き合い方やマインドについてもお伝えします。

この記事を書いた人

つな

医療従事者からWebデザイナーへ転職。現在はフロントエンドエンジニア。このブログではWebデザイナーやコーダーを目指す方に役立つ記事、サイト制作のあれこれについて発信しています。さらに詳しく

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目次

転職後に後悔する人はどれくらいいるのか

実際転職して後悔する人ってどのくらいいるのか。

気になってネットで調べたところ、転職者全体の約25%。4人に1人の割合で「後悔した」と思う人がいるらしいです。まぁまぁいるんだなという印象。

実際私が一番「後悔した」と思った転職は、最初の転職でした。

Web業界に入る前までは医療業界で働いていたのですが、新卒で入った病院から地元の病院にUターン転職をした結果、大失敗。

大失敗した理由としては「転職を甘く見ていた」というのが一番の理由です。初めての転職だったので完全に舐めてました。

「同業種の転職」と「異業種の転職」の違い

2023年9月現在、私の転職歴は以下のような感じです。

大卒
→病院:1施設目(約4年)
→病院:2施設目(約半年)
→Web業界:1社目(約4年)
→Web業界:2社目(入社したて)

同業種の転職を2回、異業種の転職を1回しています。

今回Web業界で2社目の転職をしたばかりで「転職前後の不安定な気持ち」を再認識した次第です。この気持ちが薄れないうちに記録しておこうと思い、今この記事を書いています。

そして転職において「同業種の転職」と「異業種の転職」で、着眼点や転職前後の気持ちに違いがあります。

同業種の転職

同業種の転職で目的とするのは「スキルアップ」「労働環境の改善」「年収アップ」などが主な理由かなと思います。

業界の知識や技術をある程度持っているので、転職自体もスムーズに進むことも多いかもしれません。

ただ同業種で起こしやすい錯覚が「隣の芝生は青くみえる」ということです。自分の置かれている環境より、他の会社に行った方がなんとなく良さそうという想い。

そして意外と今の自分が働いてる環境の良さはわからないんですよね。同業種だと尚更それが顕著に出やすいと思います。

今いる会社が精神的にも辛くて、心身に不調が出ているという状況なら全く話は別ですが。

私自身、病院時代は大学の友達から他施設の話を聞いて「いいなぁ」と思ったこともあります。Web業界に入ってからはTwitterで流れてくるツイートで「この会社良さそうだなぁ」とか思ったり。

まぁでもこれって当たり前のことかなと。ましてや他の会社を経験していないと「なんかそっちの方が良さそう」という想いは、少なからずつきまとってきます。

ただこの感覚だけで行う転職は、失敗・後悔の元です。

転職する「目的」を明確にしないと、先ほど申し上げた「前職の環境の良さ」が転職後になってわかり、後悔へと繋がっていく可能性がめちゃくちゃ高いです。

私の例で言うと、1施設目の病院は割と専門的な病院だったのですが「もっと色んな経験をしといた方がいいかな」というふわっとした目的で2施設目に幅広い総合病院を選びました。結果心身ともに死にました。

1施設目でも割と仕事はできていたから、2施設目でもきっとうまくいけるはず!という謎な自信だけで転職。しかし入って思ったのは「この仕事、全くやりたいと思わない」という絶望。

転職童貞の末路でしたね。

あと同業種でも「即戦力」の人材でない限り、下っ端からのスタートです。前職で築き上げてきた地位とかも0からのスタート。
自分より歳下の人が先輩になることだってあり得ます。変なプライドが残っているとその状況に病みます。転職の際はまずプライドを捨てましょう。

以上のことから、同業種の転職の際には、スキルアップ、労働環境の改善、年収アップなどなど「自分は本当に会社を変えてまでソレをやりたいのか」ということを良く考えることをオススメします。

実際、今の会社で相談すれば実現することだってあるかもしれません。

異業種の転職

異業種の転職に関しては、知識や技術もなければ、即戦力なんてことも皆無です。

「Webデザイナーになるためにたくさん勉強しました!」と言っても、実務経験がなければ即戦力とかあり得ません。

そして異業種の転職で失敗・後悔しないためには「どんな職業が自分に向いているか」で転職先を選ぶのがオススメです。

「好きを仕事に!」というフレーズもカッコイイですが、「好き」と「向いてる」は似て非なるものかなと思っています。

例えば私の趣味はカメラなのですが、仕事でカメラマンになろうとは思いませんでした。いや、一瞬思った時期もありましたが。笑
それは「自由に撮る写真が好き」なのであって「撮らなくてはいけないものを撮る」のはちょっと苦痛かなと感じたからです。

ブログを書くのも好きですが、好きなジャンルを自由に書けるから好きなのであって「このサプリメントについて5,000字以上で書いてください」と言われて執筆するのはちょっと苦痛です。

好きって、自由にできてるから好きという感覚もあると思うんですよね。もちろん写真家とか、アーティストとか、そういう「自分を表現する」という世界もありますが、私にはそこまでの熱意がありませんでした。。

なので大半の人は「好き」より「向いてる」ことを仕事にした方が、精神的にも安定すると思います。
自分に向いてることを仕事にすると、苦痛を感じにくくなる可能性が高いからです。

向いてることを知るために必要なのが自己分析ですね。

私が医療系→Web業界に転職する際にも、めちゃくちゃ自分も見つめ直して、自己を分析して、色んな職業を吟味して「何が自分に向いてそうか」を考えました。

自己分析云々に関しては、以下の記事で詳しく書いています。

転職先への理想と現実のギャップは必ずある

どれだけ念入りに転職活動を行なっても、転職先への理想と現実のギャップは必ずあると思っています。

転職って、今より良い環境に身を置くためにするものですよね。あえてブラックな環境だとわかって転職する人はかなりの変態かと。

なので無意識に「現職より良い環境に違いない」と考えてしまうんですよね。その期待が高まれば高まるほど、転職後の理想と現実のギャップを感じるでしょう。

同業種の場合でも、その会社のやり方というものがあります。会社は無数にありますが、全く同じやり方をしてる会社って無いかなと。

そしてその「仕事の進め方」や「仕事環境」の乖離が前職と大きければ大きいほど、カルチャーショックを受けます。

「前の会社のやり方の方が良かった気がする」と感じることもあります。転職直後は前職をかなり意識してしまうことも多々あるはずです。

私も一回目の転職では、このギャップやカルチャーショックをかなり受けました。心の中には期待しかなかったので…。

なので直近の転職では「理想と現実のギャップは必ずある」ということを念頭に置いていました。と言っても、転職活動中や内定をいただいた際にはそんなこと忘れていましたが。笑

そして例外なくギャップやカルチャーの違いがあったのも事実です。

ただ「理想と現実のギャップはある」と事前に意識してるか否かで、精神的なダメージは軽減されるかなと思います。

まぁいくらそのような心持ちでいても、戸惑う部分はあるんですけどね。

「何をやるか」ではなく「誰とやるか」

「何をやるか」ではなく「誰とやるか」。このような言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

先ほど、向いてることを仕事にした方が良いと伝えましたが、それと同じくらい(むしろそれ以上?)に大切なのが「誰と仕事をするか」だと思っています。

仕事が嫌、行きたくない、退職したい、、そんな理由の上位に必ずあがるのが「人間関係」です。上位というか、ほぼ1位かもしれません。

実際、仕事内容が「正直微妙」と思っていても、職場の人間関係が良好ならストレスはかなり軽減されると思います。

なので人間関係でストレスがない職場の場合、転職後の方がストレスがかかると思っておいた方が無難かもしれません。
大体「人間関係のおかげでストレスが少なかったんだな」ということは、後になって気付かされるので。

ただ難しいのは、職場の人間関係や雰囲気は実際に入ってみないとわからないということです。
わかるとすれば面接で対応してくれる上司や社長の人柄くらいでしょうか。インターンシップなどがあればまた職場や他の社員の雰囲気をより掴めるかもしれませんが、転職だとあまりそういうのってないんですよね。

人間関係が一番大事と言うけど、それは入ってみないとわからない。
これが転職の最大のリスクだと自分は思っています。

「やった後悔」と「やらない後悔」

「転職したい」「けどやっぱリスクはあるからちょっと怖い…」

明確に転職したい理由があるけど、一歩踏み出せないという方も多いと思います。

逆に「やっぱ転職なんてしなければ良かった…」と感じてる方もそれなりにいるはずです。統計だと転職した4人に1人がそう思ってるみたいなので。

自分も過去にものすごく思ってた時期もありますし、今後もふとそういう思いがよぎることもあるかもしれません。

直近の転職では、スキルアップや自分のやってみたいことのために行った転職です。

1社目が嫌で嫌で辞めたわけではないので、実際「転職して本当に良かった!前職より最高だ」という感覚にはなっていません。転職先の会社のやり方や業務にもまだ慣れてませんからね。
ただ「こういう感じなんだ」という気付きや発見がある毎日です。

そして転職にまつわる後悔も2種類あります。それは「転職した後悔」と「転職しなかった後悔」。

転職した後悔

転職した後悔については「思ってた仕事内容と違った」「職場の雰囲気が合わなかった」「残業がかなり多くなった」などなど、総じて「前職のままの方が良かった」と思うことですね。

でもそれは「転職」という行動を起こした結果の後悔なので「やった後悔」です。絶望することはないです。そこから何度でもやり直せます。

前職に戻れる可能性だってあるんです。精神的に病みそうで本当にすぐ戻りたい場合、誠心誠意対応すれば可能性はあります。
もちろん円満退社した場合に限りますが。

転職しなかった後悔

転職しなかった後悔は、本当に後々になって訪れる気がします。

それは「転職する気は何度かあったけど、もう年齢的に無理」という状況。
実際こっちの後悔の方が、ずっと付きまとうはずです。

「何かを始めることに遅すぎることはない」とも言いますが、転職に関しては年齢が上がるにつれしにくくなるもの事実。企業が「どうしても欲しい!」と思うスキルや経験を持っているなら別ですが。

やった後悔の場合は「やったけどダメだった」という経験になり、そこから何か気付きを得られるかもしれません。

しかし、やらなかった後悔は経験とかになりません。ただ「あの時、転職してたらどうなってただろう」という気持ちだけが残り続けます。

だからと言って「転職したいと思ったら転職しろ」というわけではないです。お伝えした通り、安易な転職はただ時間と体力を消耗し、失敗する可能性を上げるだけ。

ここで一番伝えたいのは、転職して後悔したとしても「行動した自分を褒めてあげようぜ!そしてそれは糧になる」ということです。

まとめ〜転職という経験がもたらすもの

仕事の時間というのは、人生の大半を占めます。

会社に勤めていると、友人や家族と過ごす時間より、仕事仲間と過ごす時間の方が長いのも事実です。

なので職場を変えるというのは、かなり環境の変化を伴います。一時的にストレスがかかるのも避けれません。

誰しも「失敗や後悔はしたくない」と思っていても、絶対ということはないです。

ただ転職に限らず、行動を起こした人は「挑戦した」という経験が得られます。それが思うようにいかなかった挑戦だったとしても。

今回は転職に絞ってお伝えしていますが、フリーランスになったり、起業したって良いんです。

そういう挑戦する姿を見て、勇気づけられたり、同じような境遇の人に気付きを与えられたりもします。それは挑戦した人にしかできないことです。

死ぬ前に人が後悔するのは「挑戦しなかったこと」と言います。死ぬ直前の人に対してアンケートを取ったのかどうかよくわかりませんが。笑

死ぬ直前というと少しスケールが大きすぎるかもしれませんが、もう少し年齢を重ねた時に「年齢の関係でもうできない」ということが出てくるはずです。

その時に後悔しないよう、今やりたいことをやってみる。それでもし後悔したとしても、後々になって湧いてくる「やらなかった後悔」よりはマシでしょう。

そして後悔後悔と散々使ってきましたが、後悔しないための対策と同時に大事なのは「失敗をマイナスに捉えないマインド」だと思います。

失敗をマイナスに捉えるから「後悔」になるわけで。プラスに捉えれば「ラッキー」です。ラッキーは極端過ぎるかもですが「良い経験ができた」くらいには思って良いかなと。

まぁそういうマインドにしていくにも、訓練や慣れが必要なんですけどね…笑。私も全然できてないですし。

ただ自分がWeb業界に転職していなかったらこのブログも立ち上がることはなかったし、業界2社目に転職していなければこの記事を書くことだってありませんでした。そう考えたらラッキーですよね。

そしてこれを見れてるあなたもラッキーです。私のラッキーがあなたのラッキーに繋がってるということです。

これが私なりの「転職という経験がもたらしたもの」。

そんな風に思えれば良いのではないかなと。

そしてこの記事が誰かのお役に立てば幸いです。

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